わがままめんどくさがりの手帳遍歴と、使ってみたい手帳

今週のお題はてな手帳出し

 

寒暖差や三連休に限って直撃してくる台風について愚痴を吐いている間に、いつの間にかもう来年の手帳が発売されている。ヒィ〜〜〜。

ちょうどはてなブログ今週のお題が「はてな手帳出し」ということなので、今日は私の手帳遍歴と使ってみたい手帳について語ってみようと思う。

 

専門学生〜昨年まで:無印ウィークリー(レフトタイプ)

www.muji.com

専門学生時代から一昨年までの10年くらい、ほぼほぼ毎年無印のウィークリー(レフトタイプ)を購入していた。写真に写っていない2018年以前の手帳は、捨てること無く実家の本棚の奥深くに眠っているが、世間知らずゆえの万能感や、逆に自意識・被害者意識が強すぎる当時の日記がびっしりと記されているので、死ぬ前にしっかりと燃やさなくてはならない。

 

この手帳の何がそんなにが良かったかというと、とにかく超シンプルなところだった。

無印公式サイトより

かわいいキャラクターのイラストも路線図もお言葉も付いておらず、あるのは年間・月間・週間ページと方眼ページのみ。その月間・週間ページも、日付と曜日と枠線、あとは六曜・月の満ち欠けが載っているだけという最低限のもの。ただその分記入できるスペースが非常に広く、何かを書きたい気持ちと暇な時間だけはあったあの頃の私にうってつけだったのだ。

カバーカラーが白・黒・赤しかないのも、ラインナップが豊富すぎると吟味のしすぎで疲れてしまう私にちょうどよかった。そのシンプルさに飽きたらカバーを引っ剥がしてミドリの透明なノートカバーをつけて間にステッカーを挟んだりしていた。

 

月曜始まりか日曜始まりか選べるのも良い。私は週末の予定の立てやすさから月曜始まりが好き。

これでもかと色々削ぎ落としているくせに、六曜や月の満ち欠けは絶対に採用するところとか、とにかく気が利いているのだ、無印手帳は。

 

本当はほぼ日やEDiTのような1日1ページ手帳を、毎日毎日しっかりびっしりと文字を埋められるようなメモ魔な人に昔から憧れがあり、学生時代に一度ほぼ日手帳に手を出したことがある。

だけれど、結局暇さえあればインターネットやら友達とのスカイプやらで時間を浪費してしまう私に毎日のページを埋める時間も気力も情熱もなかった。スッカスカなほぼ日手帳を見て、スカスカなのはほぼ日手帳ではなく私の人生なんじゃないか…?と思えてきた時点でほぼ日手帳を見るのもストレスになり、開くのも嫌になり、その後本棚の奥にしまってしまった。

今でも往生際が悪くほぼ日手帳の公式本を読んだりするんだけど、そこには「書けない日は白いままでいいし、その状態がストレスに感じるなら『今日は眠いので寝る』とだけ書いておけば良い」みたいなことを言っている人が居る。けれど、私にはその状態ストレスに感じてしまいそうなので、結局なんだかんだで1日1ページの手帳はそれっきり買おうとも思えない。

その点、無印のレフトタイプ手帳は良いのだ。左側の日付が振られた箇所には4行程度の日記を書くのにちょうど良く、もし書けない日が続いても7日で1ページしか白いページが生まれないので気持ちが楽。また右側はただの方眼なので、書きたい日はしっかり書ける。長い長い日記、一週間の目標や振り返り、マインドマップだってイラストだって書ける*1

 

…あとこれが毎年無印手帳を買っていた大きな要因なんだけど、シンプルな分、値段が安いんだよね。塩ビやポリプロピレンカバーのものなら2冊買っても、カバーなし本体のみのほぼ日手帳より安い。

A5サイズ・あの紙質で、1000円前後の手帳は他に無いんじゃないかな〜。

毎年一応「今年は別の手帳を使ってみようかな〜」とロフトや大型文具店を回ってはいたものの、結局使い勝手やデザインで無印手帳より圧倒的に心を惹かれるものがなくて、そしたら圧倒的に価格は安い無印手帳でいいかなぁとなってしまっていたんだよな〜…。

 

今年の手帳

じゃあ今年も当然無印レフトタイプを使ってるの?と言われたら、実は違う。

ここまで無印手帳への愛を語ってきたのに、今年は別の手帳を使っていた。

 

今年無印手帳を辞めたのにはいくつか理由があって、1つ目はあまりに長年同じラインのものを買ってきたので違うものが使ってみたくなったこと、2つ目は無印手帳が微妙に重いのが気になっていたこと、3つ目は子供を産んでから手帳を開く頻度が大幅に減り、去年の手帳がほぼ未使用だったからである。

 

ということで今年は「軽い」「無印の手帳より更に書き込みが少なくてもストレスに感じない(けど書きたい時は思いっきり書ける)」を念頭に置いて色々探した結果、ロルバーンの黄色いノート(ロルバーンは月間ページが付いた手帳も出しているが、私が使用してるのは方眼のみの通常のノート)に

100均のマンスリーシールを貼り付けて使用していた。

この来月の月間ページのスカスカ感を見てもらえたら、どれだけ普段手帳を開いていないのかがわかってもらえるでしょう…。

この月間ページ、最初は「書くところが小さすぎて、スケジュールが書ききれなかったどうしよう…」と心配していたんだけど、そもそも仕事の業務予定は以前から会社のgoogleカレンダーに入力していたし、休みもカレンダー通りだし、で私用の手帳に記載するものは無し(定期検診など、一週間前に外食に行くのは避けたいな〜と思うような予定は一応書き込んではいるが)。

更に予防接種や検診や保育園の行事やらの子供関連のイベントも、夫と共有できるプライベート用googleカレンダーに記入するようにしていたので、これも特に紙の手帳で管理する必要がない。

…ということで意外と「書かないといけない予定」がほとんどなく、このサイズで全く問題なかった。

 

じゃあ逆に一体何を書いているのかと言うと、家族や友人の誕生日や遊びの予定、美容院や歯医者など私のプライベートの予定を入れた上で、体調が悪い日には印をつけたり、あとは超体力と時間が余っていれば本当に重要な仕事の予定や、子供に関する予定全般をgoogleカレンダーから転記しています。

 

実際にこの手帳でスケジュール調整・管理をすると言うよりかは、見返したときに「このときこんなことをしていたな〜」と思えるような簡易ログとして使っているかな。

 

月間ページ以降は、本当に色々雑多に書いてる。

日記、思考メモ?、雑誌を読んでいて気になった映画名、小説のネタ出し、暇つぶしに書くイラスト…とにかく全部ここに書いている。

軽い上に適度に分厚いのでかばんの中で迷子になりにくい。家で手帳を開かなくなった分、持ち歩いて出勤前にカフェで開いて今の気持ちを書いたりしている。

制作費はおそらく無印で手帳を買ってくるより安かったのだが、使い勝手は良かった。

 

それで来年の手帳は何にしたかっていうと

最後に来年の手帳は何にしたかというと…結局無印の手帳にしました!!!

はい、結局!!!!結局ね!!!!!

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これです。重いのが嫌でロルバーンにしたのに、なぜか大きめサイズのA5を選んでしまいました。

 

ロルバーンはね…何でも書けて、軽くて持ち運びしやすいところは気に入っていたんだけど…なにせ書いているときに微妙にストレスが溜まることが多かった。

リングタイプなせいでやや書きにくい場所があることと、紙質がやわらかすぎるのかボール経の小さいペンを使用すると、どうもペン先が引っかかってしまうのが気になった。書いている途中に自分の文字の汚さに苛ついてしまうほどに…。

 

じゃあモレスキンでも買って、今年と同じように100均の月間ページシールを貼り付けて使うか?とも考えたんだけど、なんだだんだん悩むの面倒になってきて!!!子供を夫に預けてやっと訪れた貴重な一人時間に、何度も何度もロフトに通えないよ!あーーー面倒くさい!!!私ってそんなに文房具好きじゃなかったのかな????!!?!と思ったときに、ちょ〜〜〜〜うど無印の前を通ったので、もういいや〜!!!と思って無印手帳に回帰しました。

 

ただ、レフトタイプではなくバーチカルタイプを選んでみたよ!

来月末に今の仕事を辞めて再来月から新天地に行くということで、単純に気分を新しくしたかったのと、今後は日々の日記をたっぷり書きたいというよりも、自分の一日のスケジュールをちゃんと管理したいと思ったので。人生初バーチカルです。

使いこなせるかな〜。使いこなせなかったら来年はまた無印のレフトタイプに戻してみようかな。

 

それにしても手帳を新しくするだけで、新しい人生が始まるみたいで良い。早く使いたい。 

 

気になっている日記

最後に気になっている日記について。

文庫手帳

筑摩書房が出している、見た目は文庫本(奥付もISBNも付いている)、中身は月間・週間ページとアドレス帳・メモだけのとてもシンプルな手帳。

安野光雅氏デザインなところと、軽くて持ち運びしやすそうなところ、低価格で使いこなせなくてもストレスにならなそうなところが気になる。

かなりのロングセラーなため、学生時代から存在は知ってはいたものの「これを選ぶのは相当な手帳玄人(?)だろうな…」と思っていた。しかし、遊べる本屋さん時代に大学生くらいの若い人がバンバン買っていっていたのが印象に残っている。

ただ本当に「ちくま文庫の文庫本の中身が手帳なだけ」なので、書き込む際にページがパタンと開いてくれなかったり、スピン*2がついていなかったり、あとは単純に本になにかを書き込むことに罪悪感を感じてしまうので買ったことがない。

 

DELFONICS マンスリーポケット手帳

DELFONICS大好き!かわいい!!!

とくにこのポケットつきのタイプは、ペンケースを持ち歩かなくて良いから楽だろうな〜と思う。

DELFONICSはとにかくリフィルの印刷がきれいで、路線図や日本地図なんかの付録の色合いやデザインが本当にキレイ(実際は使わないんだろうけど、文具店に行くと思わず眺めてしまう)。

あまりに使い勝手とデザインが良さそうで何年か前に買ってみたんだけど、ウィークリーの枠線の色が濃すぎ&やや書き込みスペースが狭くて、書き込みやすさに特化した無印手帳に慣れた私にはちょっとだけ使いにくかった…。

なので、今後もし買うとしたらマンスリータイプを買って、日記なんかは別のノートを持ち歩きたいなと思います…それこそロルバーンとかね。

 

 

以上!手帳について書くの楽しかったな〜それでは。

*1:実際に私のウィークリーページの写真も載せようと思って撮ってみたんだけど、あまりに赤裸々に当時の悩みを書いているもんだから、ぼかし加工を入れている時点で恥ずかしくて辞めてしまった

*2:栞の紐。文庫本だと新潮文庫にしかついていない。文庫手帳は文庫本の中身が手帳なだけだからしょうがないんだけど、ウィークリータイプの手帳にスピンがないのは面倒…別途栞をはさめばいいだけなんだろうけど、私みたいな杜撰な人間は絶対に手帳に書き込んでいる間に落として失くす