私は初めて付き合った人と結婚した。なので私には「元カレ」と呼べるような関係性の人がいない。
このことに対して猛烈に劣等感を覚えるときがある。どんなときかというと、誰かの元恋人の話題が出たときである。
「そういえば元カレにこんなことを言われて〜」「元カノと別れた理由は……」というような話になると、「えっ!私の人生にはない元恋人情報ですか?!!なになに!?知りたい!」というポジティブ(?)な感情とともに「ウオオオオオオオ!!!いいなぁ〜〜私も元カレについて話したい!でも私には元カレがいないから何も話すことができない……」というネガティブな思考が襲ってくる。
どうしてこんな風に感じてしまうのか、自分なりに考えてみた。
- 人生でお付き合いをした人数が1人ということを、経験不足だと捉えてしまっている可能性
- じゃあ付き合った人が多ければ多いほど経験豊富なのか?と聞かれたら、それもまた違うような気もする
- 自分以外の誰かが「初めて付き合った人と結婚した」と言ったら、「素敵だな〜」と思っている気がする
- ただただ、ないものねだりをしている可能性
- 今から元カレを作るのは非常に困難なので、手に入れにくいものに魅力を感じているだけなのでは
- 夫と離婚したら夫が元カレ(いや、元夫か……)になるが、夫のことが大好きなので離婚はしたくない
- 現在の状態のまま、「私には元カレがいた」という人生の追加コンテンツだけ欲しい
- 夫と離婚したら夫が元カレ(いや、元夫か……)になるが、夫のことが大好きなので離婚はしたくない
- 今から元カレを作るのは非常に困難なので、手に入れにくいものに魅力を感じているだけなのでは
- 私の周りにいる人は、元カレ・元カノについて面白エピソードだけ語ってくれるので、元カレがいる=面白エピソードを持っている、という認識になっていて、持っていないのが悔しいと感じてしまっている可能性
- これまでの人生の中で、自分とお付き合いをしてくれた人が夫以外にはいなかった・受け入れてくれた人が1人しかいなかった、いうことに寂しさや劣等感を感じている可能性
- 「なんで我が家にはプレステがないの!?みんなの家にはあるんだよ!?私だってほしいよ〜!!」の元カレ.verに陥っている可能性
- 「学生時代に恋人がいなかったコンプレックス」や、「21歳まで恋人いない歴=年齢*1だったコンプレックス」と、どこかでないまぜになってしまっている可能性
- そもそも学生時代に彼氏がいたら、今の夫と出会った時点で元彼がいたのに……みたいな考え方になっているのかも←これすごいありそう
これを誰かに話すとさぁ、たいてい「いや、いま幸せならそれでいいじゃん」と言われる。
いや、それはそうなんだけど、それはわかってるんだけど、でもやっぱり、私は元カレが欲しいんだよな。
あ〜〜元カレが欲しい。誰かこの気持ちをわかってくれる人はいないですか……。
*1:「恋人居ない歴=年齢」って言葉、聞かなくなりましたね……