2024/08/26(月)〜2024/09/01(日) 餃子の編みぐるみ・幼馴染・宇多田ヒカル「SCIENCE FICTION TOUR 2024」

2024/08/26(月)

先週末にたくさん食べてたくさん寝たからか、ものすごく元気な日だった。やっぱりエネルギーって作ろうとしなきゃ作れないんだな。元気が満ち満ち溢れすぎて、あれもこれもしたいと若干躁状態になりかけていた気がする。

2024/08/27(火)


休み時間を利用して、餃子の編みぐるみを作った。


愛おしい。

夜、幼馴染の1人とビデオ通話をした。こめかみのあたりが痛くなるほど笑ったのに、何を話したのか全く覚えていない。

2024/08/28(水)

寄りかかってきた娘の身体があまりにも熱くて湿っていたから、昔母の手を握るたびに「冷たくてすべすべ乾燥している」と思っていたことを思い出した。

2024/08/29(木)

めっちゃ寝た。

2024/08/30(金)

幼馴染の1人(火曜日にビデオ通話した人とは別の人)が誕生日プレゼントに梨を贈ってくれた!うれし〜!!!

昼食後に早速食べる。齧るたびに甘い果汁がじゃぶじゃぶ広がる。サクサクした歯ざわりも気持ちよくって、どんどん食べてしまう。一玉くらい独り占めして食べてしまおうかと思っていたのに、ボリューム満点すぎてすぐにお腹がいっぱいになってしまった。仕方なく夫におすそ分けした。おいしかったな〜。

2024/08/31(土)

1日中台風情報を見てソワソワしていた。

2024/09/01(日)

幼馴染の1人(火曜日にビデオ通話した人とも金曜日に梨を送ってくれた人でもなくて、以前スイカを送ってくれた人)と一緒に、宇多田ヒカル「SCIENCE FICTION TOUR 2024」の横浜Kアリーナ公演に行った。

座席が7階でステージ全体を上から見下ろす形になったことも手伝って、なんだか全部誰かの素敵な夢の中にお邪魔しているか、走馬灯を観ているかのようだった。

以下、興奮冷めやらぬ帰りの電車の中で書きなぐったライブの感想メモです。

  • 幕間のくま(シャレじゃん!)の映像が、エヴァ→星を継ぐもの→ドラえもんみたいだった
  • 中華街で買った中国茶の茶葉が入ったエコバッグを抱いていたので、ずっといい匂いがして幸せだった。
  • 「光」のライトが赤+スモークモクモクで、火事みたいで見ていて緊張した
    • 宇多田ヒカルが苦しそうに歌うのも相待って、勝手に世界で起こっている紛争を思い描いて、一緒に苦しくなってしまった
      • 今回のライブはそういうのが多かった。宇多田ヒカルが楽しそうだったらこっちまでうれしくなるし、苦しそうだったら胸を掻きむしりたくなるくらい切なくって辛かった。
  • 曲間のMCをひとりしゃべりする宇多田ヒカルを見て、そういえばこのひとってずっとたった一人で歌を歌って生きてきたんだな、と思った。ドドドドって下まで降りて、ステージをよじのぼって、がばって抱きしめてやりたくなった。宇多田ヒカルは私よりまあまあ年上だけれど、なんかどこか危なっかしくって、それでいて奔放で、さらにさらに感受性豊かで誰かの幸せが叶うころ誰かが泣いてるよ、ってことを本気で考えて涙してそうな気がした。
  • 私はライブが楽しければ楽しいほど、途中ではっと冷静になって「あと何曲くらい歌ってもらえるだろう、もしかして次の曲で終わりなんじゃないか」なんて考えて、勝手にソワソワしてものすごく悲しくなってしまうのだけれど、このコンサートはそれがなかったので自分でもびっくりした。宇多田ヒカルが「あと2曲で終わり」って言った瞬間すら、「あと2曲もある!」ってうれしかった。ひたすらハッピーだった。すごい。
  • 最後に歌った「Automatic」が、本当の本当の本当にものすごくよかった。ハッピーすぎた。ステージに黄色い1人用ソファを出してくる演出もニクすぎた。よかった。
    • いや〜〜〜良かった。ひたすらにハピネスでピースフルだった!なんかねー、私はAutomaticを、あんまりハッピーな曲じゃない曲だと思ってたんだよね。ここから先の感想は、Automaticがリリースされたのは宇多田ヒカルが10代の時、っていう先入観が刷り込まれちゃっている人のものだというのを大前提に聞いてほしいんだけど(記憶は消せないからからね)、なんかね〜この曲の主人公は、幸せだけどどこか余裕がない女の子の歌に聞こえる気がするんだよね(私はね)。大人っぽくって周囲から浮いちゃってる女の子が、やっと自分と同じように世界と折り合いをつけて生きていけている人を見つけられた。しかも、その人と電話をしたり抱きしめたりする関係になれた。うれしい。私はこの人と一緒に居るときだけ呼吸ができる!っていう幸福はちゃんと伝わってくるんだけれど(私はね)、でも、やっぱりそれって大人びた少女が歌った歌なんだよなぁって思っちゃうんだよね(私にとってはね)。余裕がない。相手に見捨てられる恐怖がある。だって、曖昧な態度が不安にさせるから、つって、どんだけ好きか言わないわけじゃないですか。駆け引きしてんじゃん!って思う。やっと見つけられたパラダイスを手放すまいと必死。
    • でもねーーー!!!(ここまでついてきてくれていますか?みなさん)今日のAutomaticは、女性の歌だったんですよ。10代の時は知らなかった楽しさとか、苦しみとか、あと苦しみを乗り越えた/受け入れた先にある楽しさをたくさん味わってきた女性の歌。アッパーダウナーいろんな種類のよろこびを知った上で、それでもさぁ!あなたと一緒にいるとマジでたのしいわ!って朗らかに笑う女性の歌みたいだった。幼さゆえに他の人たちを見下して「うちらいけてんね」言ってダッサい絆の確認をしたことも、相手に対等に見られたくってはったりカマしてバレて恥ずかしい思いをしたこともある。好きな人の前で背伸びをして、ほんで相手に見捨てられないように必死で必死で必死で毎日綱渡りしてるくらい頑張っているけれどそれがバレないように最新の注意を払った日々を送っていたこともある。でもそういう女の子時代のすべてのことを、もう「うわっ!はずかしい〜!そういうことしてたよね〜申し訳ない!でも懐かしいね」って笑って話せるくらいの、幼い頃のことを過去だって言えるくらい大人になった、そんな女性の歌だった。もう一緒にいてダサい自分がバレないようにって気を張らなくていい相手を見つけたんだね。本当にリラックスしてられるんだね。……って思って、こっちまでうれしくなって、超よかった。君とパラダイスにいるみたい!がすっごく明るい歌詞に感じたよ。そして、勝手な解釈ですけど、あの場で宇多田ヒカルが歌う「君」は間違いなく、あの会場にいたウチらのことなんよね。これ帰り道でやっと気づいたよ。そうなんよ、つまりさぁ、相思相愛だったわけ。私と宇多田ヒカルは。だって私も宇多田ヒカルと一緒に入れてパラダイスみたいだったもん。キラキラまぶしくてウォウォウイエイだった。私たち本当さぁ!待ち合わせ成功してよかったよねぇ!

ライブ終演後、幼馴染と「すごかったね」「すごかった」と言い合いながら、同じように「すごかった」としか言えていない大勢の人たちの波に乗って会場を出る。

夕飯でも食べながら今日の感想をゆっくり語り合いたいね〜〜〜!となり、入る店を探しながら駅まで歩くが、なんか全然店がない。好みの料理屋が見つからない、という話ではなく、単純にびっくりするくらい店の数が少ない。あっても閉まっている。やっと開いている店を見つけたら横浜家系ラーメンだった。ラーメンの気分ではなかったのでスルー。そしたらもう、本当にどこにも飲食店がなくって、駅に通ずる道を見るに、もうこのまま私たちはどんな店にも入れずに駅に到着してしまいそう。2人して混乱しながら「横浜の人はどこで飯を食ってるの!?」と言い合っていたら、いつの間にか本当に駅に到着しちゃっていた。

横浜駅を見た瞬間、空腹爆発低血糖モード。もうどこでもいいから早くなにか食わせてくれ!と、なってしまったので、駅ビルに入って、普段なら入らいないようなちょっとだけお高い定食屋でご飯を食べた。

丼ぶりセットをつつきながら、汁物の中で何が一番好きかとか、これからの人生もう1つの野菜しか食べられませんよと言われたらなにを選ぶか、など、食べ物の話ばかりをした。もちろんライブの話もしたけれど、圧倒的に飯の話ばかりしていた。楽しかった。

定食屋を出て、別の路線で変える幼馴染と改札の前で別れ、電車の中で1人今日のライブの曲を聞く。今日の宇多田ヒカル、すべての生き物が滅亡した世界の砂漠のステージで歌い踊るおひめさまみたいだったなぁ、なんて思う。

帰宅。ぼんやり。なんだか急に絵が描きたくなったので、iPadを引っ張り出してきて今日のライブを自己解釈した絵を描く。保存ボタンを押したらものすごく満ち足りた気分になったので、シャワーを浴びて寝た。

今日は本当に楽しい一日だったなぁ。幸せ。へへ。


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